結論
読んだ感想としては、理屈は分かるし自己完結するものはすぐにでも取り入れられるけど、断り方を身につけるのが一番たいへんかも知れないと思いました(笑)
自分自身の決断する回数を減らすために仕組み化するとか、優先順位を見極めるために時間を作るとかは、自分だけで完結するので「出来そうかも」と思いました。
一方で、頼まれたことを断るのは精神的にも負荷が掛かりますし、自分だけではなく他人も入ってくるのでなかなか実践する勇気が出ないなぁと思いました。
理屈としては理解出来ますし、こういう考え方があるということは知っておいて無駄にはならないと思いますので、万人にオススメ出来る本かと思います。
やること、やらないこと
やること
- 捨てるための仕組みづくりをする
- 優先順位を考えるための時間を確保する
- 断り方を少しずつ練習する
特に優先順位を考えるための時間を確保するという点に関しては、積極的に行おうと思っています。
というのも、私は自分の判断待ちになるのを嫌って、割と条件反射で受け答えすることが多いです。
しかし、それだと会話の流れで依頼を受けてしまうケースがあるので、断る口実を考える時間を取るためにも、一度ボールを受け取って優先順位を考えて回答するというのを意識的にやっていきたいと思いました。
やらないこと
- 90 点以下のことは全部断る
90 点以下のことを全部断るのは、会社員としては割と無理ゲーでは?と思っているので、これはやりません。
断る技術が伸びてきて、相手を嫌な気持ちにさせずにうまく断れる様になったら徐々に断る。
こんな流れを想定しています。
もちろん無駄な仕事(会社の目指す方向とは明らかに異なる様な仕事)は、この限りではないので普通に断るつもりです。
背景
私の勤めている会社では、目標管理に OKR という選択と集中のための仕組みを使っていたり、会社の価値観の中に市場へのインパクトに集中するなど、重要なことに集中する必要があるシーンが増えてきたなと感じました。
私自身、脊髄反射的に回答したり行動したりすることが多くて、優先順位を考えてから行動することが苦手です。
この辺を解消するためのヒントがあるかも知れないと思い、色々調べました。
すると、エッセンシャル思考という本が有名だったので、まずはこの本を読んでみようと思いました。
この本から得られるもの
- 自分にとって重要なこととは何かが分かる
- 重要なことを見極めるために必要な要素が分かる
- 仕組み化することの重要性が分かる
- 上手な断り方のパターンが分かる
この本の中では、過去の損失を切り捨てる必要性も書かれており、投資にも通じる部分があると思います。
「サンクコスト(埋没費用)バイアス」は、わかりやすく投資に結びつく内容でした。
こういうバイアスが働くことを理解して、実際に損切りという行動がちゃんと出来る様になりたいと思いました。
おわりに
今回は漫画版を買って読みました。
漫画だと読みやすく、概要を簡単に把握出来て良いという反面、根拠の部分とか細かい補足部分が抜けているのではないかという不安に感じる面もあるので、漫画じゃない方の本も読んでみようと思います。
こういった本は、何度も読み返して身につけていく本だと思いますし、漫画じゃない方の本を読んでレバレッジメモを補完出来ると更に良いなと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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