結論
この本は、個別株の良し悪しの見極め方を中心に書かれていたため、インデックス投資を中心に資産形成をしつつ、個別株のリスクが許容出来る様な状態になったら試していきたいと思いました。
企業分析の方法が大まかに書かれているため、どう企業分析をしたら良いのかがわからない人にはおすすめかと思います。
- 個別株投資を行いたい人
- 個別株に投資する場合、企業分析をどの様に行えばいいのかわからない人
この本の著者はファンドマネージャーなので、以前読んだ『ビジネスエリートになるための教養としての投資』の奥野さんと同様、投資のプロの方になります。
そういった方が行っている企業分析を知れるのは良かったです。
ちなみに『ビジネスエリートになるための教養としての投資』との大きな違いは、抽象度だと思います。
『ビジネスエリートになるための教養としての投資』の方が抽象的で、『すば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること「すごい会社」の見つけ方』の方が具体的です。
『すば抜けた結果の投資のプロだけが気づいていること「すごい会社」の見つけ方』の方が具体的な手段に言及しているので、より具体的な企業分析の方法が知りたい場合は、こちらの本の方が良いかも知れません。
もっと抽象的な話の方が興味がある方は、こちらの記事で紹介している本がオススメです。
やること、やらないこと
やること
- 自分が興味のある業界の気になった 1 社の企業分析を行ってみる
現時点で積極的にやることはないのですが、将来のために少しずつ個別株の分析を行こうと思っています。
これを毎年継続していくことで、企業の沿革が把握出来る様になると思います。
やらないこと
今回明確にやらないと決めたことはありませんでした。
背景
現時点で、個別株の投資をどんどん進めていく予定はありません。
しかし、日本の高配当株には興味があり、キャッシュフローの一端を担って欲しいなと思っています。
そのための勉強の一部という感じです。
この本から得られるもの
- 業績分析に利用する情報の取得方法や取得元がわかる
- 著者の苦瓜氏が行っている情報整理術がわかる
私はまだ個別株に投資したことがないので、企業分析でどういったことをやれば良いのか分かっていなかったのですが、情報の取得方法や取得元、整理してアウトプットする方法までが書かれていました。
自分で企業分析をする際には参考にさせて頂きながら、最終的には自分なりの見解が追加出来る様な形でアレンジを加えていければと思っています。
おわりに
元々個別株に投資するのはまだ先だと考えていたのですが、割と読みやすかったですし、ページ数も少なかったのでサクサク読み進められた上に、著者がどういう企業分析を行っているのかが知れたので、コスパの良い書籍だったかと思います。
日本の個別株への投資は、将来的には必須でやっていこうと思っているので、そこに向けてちょっとずつ準備していこうと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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